オイスカ浜松国際高等学校 説明会 参加報告
2025年9月26日(金)10時30分~
参加者:川原先生
開会と挨拶
説明会は広報部長の進行で始まり、配布資料(レジュメ、生徒募集要項、オープンキャンパスのチラシ等)の確認が行われました。続いて校長が登壇し、着任6年目となる現状について説明しました。生徒数は今年度580名を超え、安定した規模に成長したことを報告しました。また、「順調に学んできた生徒はさらに成長を、不登校や学習につまずいた生徒には再挑戦の機会を提供する」という学校の理念を強調しました。昨年度からはインドとの短期留学・受け入れ交流を開始し、国際理解教育を一層推進していることも紹介されました。
学校の成り立ちと理念
同校は国際NGO「オイスカ・インターナショナル」を母体に設立され、令和4年に現校名へ改称しました。建学の精神は「自然の恩恵に感謝し、国際社会に貢献する心豊かな人材の育成」です。国内の生徒と外国籍の生徒、留学生が共に学ぶ環境を整え、国際理解教育と環境教育を教育の二本柱としています。
教育課程と進路
普通科を基盤とし、1年次から普通コースや専門性のあるコースを選択。2年次からは「特別進学コース」や「グローバルキャリアコース」に分かれ、大学進学から就職まで幅広い進路に対応しています。令和6年度には「スポーツ・ウェルネスコース」が新設され、競技実技と健康・栄養学を組み合わせた学習が可能になりました。進路実績では、卒業生の約3分の2が大学・短大・専門学校に進学し、就職希望者の就職率はほぼ100%を達成しています。
学校の特色
第一に、環境・SDGs教育に力を入れており、植林や砂丘での砂防活動、浜名湖での清掃などを実践。国内外での活動実績により、多くの表彰を受け、メディアでも紹介されています。
第二に、国際教育として多数の留学生を受け入れ、校内は多言語が飛び交う環境となっています。海外研修や大使講演、交換留学などを通じて国際感覚を養います。
第三に、地域との連携を重視し、企業や自治体と協働した商品企画やイベント参画、地域貢献活動を展開しています。
第四に、スポーツ教育にも注力しており、硬式野球部(男女)、女子バレー部、陸上部などの部活動を基盤に、大学や専門学校と連携した実践的な授業を実施しています。
第二に、国際教育として多数の留学生を受け入れ、校内は多言語が飛び交う環境となっています。海外研修や大使講演、交換留学などを通じて国際感覚を養います。
第三に、地域との連携を重視し、企業や自治体と協働した商品企画やイベント参画、地域貢献活動を展開しています。
第四に、スポーツ教育にも注力しており、硬式野球部(男女)、女子バレー部、陸上部などの部活動を基盤に、大学や専門学校と連携した実践的な授業を実施しています。
学校生活と行事
生徒主体でデザインされた制服、全校生徒が利用可能な食堂、2か月に一度の「ワールドフェスタ」など、特色ある学校生活が紹介されました。留学生や県外出身者向けの寮や、7路線にわたる無料スクールバスも完備。自然体験行事や文化祭、国内外から選べる修学旅行など、多様な学校行事が用意されています。
学費と支援制度
入学時には入学金・施設費が必要で、入学後は授業料、教育充実費、給食費、ICT費(iPad活用:約月額5,140円)などがかかります。ICTは全生徒が1年次からiPadを導入し、授業やレポート提出に日常的に使用しています。
また、国の就学支援金制度や静岡県の授業料減免制度の活用が可能で、2026年度からは授業料の実質無償化が予定されています。さらに、部活動や学力に応じた特待生制度、兄弟姉妹奨学制度など、返還不要の奨学金制度も整っています。
また、国の就学支援金制度や静岡県の授業料減免制度の活用が可能で、2026年度からは授業料の実質無償化が予定されています。さらに、部活動や学力に応じた特待生制度、兄弟姉妹奨学制度など、返還不要の奨学金制度も整っています。
入試と募集状況
副校長から昨年度の入試実績が報告されました。合格の目安は9教科合計16~18程度とされていますが、自己推薦制度により不登校経験や外国籍の生徒も受け入れています。現1年生では不登校経験者が約130名在籍し、現在は安定して登校しているとのことでした。外国にルーツを持つ生徒については、英語の成績を評価して特待枠での受け入れも実施しています。最近では学力の高い生徒の入学も増えており、特進クラスで大学進学を目指す生徒も多くなっています。
質疑応答
質疑では、生徒増加の要因としてスクールバスの利便性向上、環境・SDGs活動の評価、テレビ報道による認知度の高まり、自己推薦制度による再挑戦機会の提供、多国籍な環境が挙げられました。またICT活用については、iPadを用いた授業配信・レポート提出など、日常的に幅広く活用していることが説明されました。
閉会
最後に個別相談の案内がなされ、説明会は閉会しました。全体を通じ、同校は「環境」「国際」を柱に、生徒一人ひとりに新しい挑戦の場を提供する学校であることが改めて強調されました。