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修学舎中学校・高等学校 説明会参加報告

1. 開催概要
本説明会は2025年10月21日(火)10時30分から11時30分まで、修学舎中学校・高等学校校内にて実施された。
全体説明の後、校舎および授業の見学を行う構成で、時間の都合により早退する参加者にはシャトルバスの案内があり、柔軟な動線が確保された。
2. 配布・掲示物
来場者には白封筒で当日資料一式が配布され、QRコードから大学合格実績や初年度必要経費の詳細にアクセスできるよう整えられていた。
中高の募集要項(オープンキャンパス案内を含む)、小中高のパンフレット、中学校案内冊子、アンケート様式、領収書が同封され、不足時は職員が対応する旨が周知された。
また、会場後方には持ち帰り可能なポスターが用意され、説明会終了後に各塾が受領できる体制となっていた。
3. 校長挨拶(要旨)
校長の小出氏より、2025年4月に校長へ就任した経緯とともに、同校が「進路実現」と「自己実現」を最重要視する方針が示された。
今回は校外会場ではなく校内開催とした理由として、塾側アンケートで「実際の就学舎を見たい」という要望が多数寄せられた点が挙げられた。
生徒の表情や授業の雰囲気を通じた学校理解を勧めるとともに、当日は校長室をオープンにし、忌憚のない意見・要望を受け付ける姿勢が強調された。
4. 当日の進行・動線
全体説明は11時30分頃の終了を目途とし、その後に校舎および授業の見学が案内された。
時間に制約のある来場者には、説明終了時点でのバス乗車による退席が認められ、見学参加者は最小限の持ち物で移動するよう促された。
退出時はアンケートと領収書の提出と引き換えに謝礼を受領する手続きを踏むよう、改めて注意喚起がなされた。
5. 中学校の教育(概要)
中学校は「人格形成」「学習」「文武両道」を柱に、体験と実践を通して“生き抜く力”を育成する方針である。少人数編成のもと担任と副担任が連携し、テスト前には夕刻から夜間まで自習室を開放するなど個別支援を手厚く行っている。
キャリア教育「夢未来事業」では、自衛隊や地元企業による講話、農業・保育園等での職場体験を通じ、生徒が「見て・やって・考える」学びを重ねている。
英語教育は発話中心のアクティブイングリッシュとオンライン会話を取り入れ、夏季にはカナダ短期留学の機会を設けるなど、実践的な語学力育成に力を注ぐ。
行事面では野外活動、平和学習を組み込んだ修学旅行、スキー研修など体験型のプログラムを重視し、漢検等の検定受検により学習成果の可視化も図っている。
思春期教室やピアサポート研修により対人関係面の育ちも支援し、内進によって高校の複数学科を選択できる制度を整えるほか、「看護Advanced入試」により看護系への内部進学を確約する道も用意している。
6. 高校「夢未来科」:コース構成と実績・指導
高校は特別進学、進学、ビジネスキャリアの三コースで構成され、目的に応じた進路設計を支援している。特別進学は国公立・難関私大を志向し、1期生では国公立合格5名(静岡大学2、文芸大学1、他2)と成果を上げた。
入学時の学力に依存せず、随時テストと日次支援、放課後・休日の長時間開放で学習習慣を定着させ、模試では偏差値50以上の層を相対的に厚く形成している。
進学コースは総合型・学校推薦の比重が高く、志望理由書、プレゼン、小論文、面接を含む受験実務を体系的に指導し、立教大学、東洋大学、愛知大学、京都産業大学などへの合格実績を積み上げている。
ビジネスキャリアは年間多数の出前授業で職業観形成を促し、簿記等の資格取得を推進することで就職力を高め、地元金融機関や大手企業への内定実績を蓄積している。
三コース共通で習熟度別編成を導入し、得意分野は加速、苦手分野は基礎から再構築する運営を行っている。
7. 看護科・専攻科(5年一貫)
同校は静岡県内でも稀少な5年一貫の看護教育を提供している。大学・専門学校と比較して、国家試験「合格率100%校」の割合指標で優位性が示され、学習期間の厚み、家計負担の軽減、病院奨学金制度の活用、早期の専門性獲得などが主な利点として挙げられた。
高1から看護科目の比重を段階的に高め、臨地実習を積み重ねることで、専門職としての基礎力と学び続ける姿勢を早期に養成する設計となっている。
奨学金利用時には就業年限等の条件が伴うため、進路面談での丁寧な説明を推奨している。
8. 進路指導・サポート体制(全体)
大学一般入試のみならず、総合型選抜、学校推薦、専門学校入試、就職選考(履歴書、面接、一般常識・SPI等)に対応した総合的な支援体制を敷いている。
放課後および休日の学校開放、書類作成指導、面接・小論文指導を教員が常駐で行い、部活動生にも考査前の延長開放で学習機会を確保している。自力で歩みが進みにくい生徒にも伴走する姿勢が一貫して示された。
9. 特待・奨学金(新設情報を含む)
学業成績上位者を対象とする特待制度として、入学金と授業料の免除を含むA区分(年間20万円相当×3年の目安)と、入学金免除のB区分が案内された。
併願者は入学金免除に限られる等の取り扱いが明示され、対象者は複数名とされた。詳細条件と選抜基準は募集要項の確認が求められる。
10. 学校の位置付け(説明者総括)
同校は入学段階からの「上位層の受け皿」というより、いわゆる“普通圏”の生徒を1~2段階引き上げ、より適合的な進学・就職へ導くタイプの学校であると自らを位置付ける。
入学時学力に不安がある生徒に対しても、制度設計と生活運営の両面から学力伸長を図ることで、進路選択の幅を具体的に拡げることに強みがあると総括された。

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